050 東松島リトリート
野蒜ヶ丘のふもとに佇む300m2を超す住宅を減築・リノベーションし、1階はリトリートを目的とした民泊施設、2階を居住者と猫の「住まい」とする仕事です。
既存の住宅は増築を重ねてきた結果、2階へのメインアプローチは外階段で、内部からはエレベーターでつながるという重層長屋に近い形式でした。そのため1階を民泊施設、2Fを「住まい」とすることで用途・プライバシーを明確に区分するのが自然な計画でした。
また各部屋の床面積が大きかったことから、1階の「つづき間」を壁で区画し2・3・6名用の3つの宿泊室をつくり、既存の浴室を解体しLDと一室にすることで、宿泊者用のLDKとしました。建物の中心部分にあるエレベーターは撤去し、2層吹抜けの光井戸とすることで、採光や通風、高さ方向の空間的な広がりをつくる計画としています。
2階部分は「住まい」ですが、光井戸に面した大部屋は天井を撤去し、ヨガやメディテーション等を行う梁現しの高天井のスタジオ兼猫の部屋としています。スタジオ内は立体木格子<くも>が床から梁・天井へと格子の密度を変えながら空間を軽やかに舞い、段状に構成された不定形なベンチ<なみ>が<くも>と連動して、空間を引き締めるアクセントとなるよう意図しました。
<くも>はキャットウォーク、<なみ>はキャットトンネル、キャットハウスとしても計画しています。
すべての水廻りと大部分の内装の改修を行っていますが、地元の施工業者のご厚意と熱意、一部内装仕上げの施主施工、既存の建物を活かした無理のない自然な改修計画とすることで、ローコストでのリノベーションを実現しています。
所在地:宮城県東松島市
竣工:2026.05予定
用途:リトリート(民泊施設)
構造規模:木造2階建て
延床面積:約300m2
建築工事:ゴトウ建設工業
電気・空調設備工事:山家電気工事
給排水衛生設備工事:宮設備
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